ステーキングは、仮想通貨(暗号資産)を使った資産運用の一種です。保有している仮想通貨を使って、定期的に利益を得ることができます。
多くの人が名称や利益については聞いたことがあるかもしれませんが、その仕組みまでは理解していないことが多いです。
ステーキングに興味があるなら、その仕組みを理解しておくことが大切です。
そこで、今回はステーキングの仕組みや、そのメリットとデメリットを簡単に解説します。
- ステーキングとは?
- ステーキングの仕組み
- ステーキングのメリット 5選
- ステーキングのデメリット 3選
- ステーキングに最適な暗号資産の選び方
- 仮想通貨ステーキングにおすすめの取引所 3選
- ステーキングのやり方・始め方
ステーキングとは?

ステーキングは、仮想通貨を保有することでブロックチェーンの維持に貢献し、その報酬として利益を得る方法です。
通常、仮想通貨を保有しているだけでも、または特定の条件下でロックしておくことで、報酬を獲得することができます。個人で行うことも可能ですが、多くの場合は仮想通貨取引所が提供するステーキングサービスを利用します。
ステーキングの仕組み
ステーキングは、ブロックチェーン技術の中核を成す「コンセンサスアルゴリズム」と密接に関連しています。
主にPoS(Proof of Stake)やその派生形態であるDPoS(Delegated Proof of Stake)が使われます。
ここでは、保有している仮想通貨の量や保有期間に応じて、ブロックの生成や承認を担う「バリデーター」が選ばれます。
バリデーターにはその役割を果たすことで報酬が支払われます。
この方式では、仮想通貨の保有者が投票を通じて特定の代表者(デリゲート)を選出し、このデリゲートがブロックの生成や承認作業を代行します。デリゲートに支払われた報酬は、彼らを支持する投票者にも分配されます。
また、ステーキングプールという選択肢もあり、これは複数の投資者が仮想通貨をプールして、企業などが代わりに運用を行う形式です。
ただし、ステーキングと一言で言っても、海外の取引所では仮想通貨を出資して報酬を得る一般的な仕組みを指すこともあります。そのため、具体的なサービス内容をしっかりと確認することが重要です。
ステーキングのメリット 5選

メリット①:手続きがシンプル
レンディングでは、仮想通貨取引所での申し込みや別途の消費貸借契約が必要ですが、ステーキングでは特別な契約を結ぶ必要がなく、簡単に始められます。また、ステーキングの報酬は自動的に口座に分配されるため、手続きはほとんど必要ありません。
メリット②:投資の自由度が高い
レンディングでは貸し出す仮想通貨の量に上限が設けられていることが多いですが、ステーキングでは保有する仮想通貨の量に上限がなく、保有期間に縛りもありません。
保有するほど、また長く保有するほどリターンが増える傾向にあります。
メリット③:初心者にも優しい
ステーキングは特別な技術や知識がなくても始められるため、暗号資産投資の初心者にも適しています。
仮想通貨をステーキング対応のウォレットや取引所に預けるだけで、運用が始まります。
また、価格の変動リスクを気にせずに、安定した報酬を期待できるため、市場の短期的な動きに一喜一憂する必要がありません。
メリット④:複利効果で資産が成長
ステーキングの報酬を再投資することで、複利効果を享受できます。
例えば、100枚の仮想通貨をステーキングして5枚の報酬を得た場合、次回は105枚が基本となり、さらに報酬が増えていきます。
このように、報酬を再ステーキングすることで、時間とともに資産が増えていく効果があります。
メリット⑤:高い安全性
ステーキングされた仮想通貨は、取引所がコールドウォレットで安全に保管されるため、ハッキングのリスクが低減されます。
また、ステーキング中の資産は分別管理されているため、取引所の他の財務活動とは独立して保護されます。これにより、レンディングに比べてステーキングの方がより安全な資産運用方法と言えます。
ステーキングのデメリット 3選

デメリット①:ロック期間中の制約
ステーキングでは、暗号資産をロックする期間があります。この期間中は、その資産を売買や送金することができません。
価格が急に変動した場合や、急に資金が必要になった場合でも、ロックされている資産は動かすことができないため、市場の変動に柔軟に対応できないというリスクがあります。
デメリット②:ステーキング可能な暗号資産の限定性
ステーキングは、Proof of Stake(PoS)、Delegated Proof of Stake(DPoS)、Nominated Proof of Stake(NPoS)など特定のコンセンサスアルゴリズムを使用している暗号資産に限られます。
例えば、Proof of Work(PoW)を使用しているビットコインなどはステーキングの対象になりません。また、ステーキングできる暗号資産は、取引所によっても異なります。
デメリット③:変動するステーキング報酬率
ステーキングの報酬利率は固定されておらず、暗号資産の市場状況や取引所の規定により変動する可能性があります。そのため、報酬も不確実であり、投資の計画が立てにくいことがあります。
ステーキングに最適な暗号資産の選び方

ステーキングに適した暗号資産を選ぶ際には、銘柄ごとの特性やリスクを理解し、自分の投資目的やリスク許容度に合わせて慎重に選ぶことが重要です。以下に選び方のポイントを紹介します。
ステーキング報酬の利率をチェックしましょう。高利率の銘柄は魅力的ですが、高リスクを伴うこともあるため、利率だけでなくリスクも考慮することが大切です。
市場の価格変動が大きい銘柄は、利率が高くても慎重な選択が必要です。
ロック期間があるため、ステーキングする暗号資産は長期的に保有することになります。
そのため、将来性が見込まれる暗号資産を選ぶことが重要です。価格が下がるリスクも考慮して、中長期での価値の増加が期待できる銘柄を選びましょう。
ステーキングを考えている暗号資産が、利用している取引所でステーキング対象となっているかを確認しましょう。
また、個人でステーキングを行うのが難しい場合は、取引所が提供するステーキングサービスを利用することで、手軽に始めることができます。始める前に、取引所のステーキング銘柄リストをチェックするとよいでしょう。
仮想通貨ステーキングにおすすめの取引所 3選
SBI VCトレード

| ステーキングの対象通貨 | イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、ポルカドット(DOT)、カルダノ(ADA)、テゾス(XTZ)、アバランチ(AVAX)、オアシス(OAS)、エックスディーシー(XDC)、コスモス(ATOM)、フレア(FLR)、アプトス(APT)、へデラ(HBAR)、ニアプロトコル(NEAR) |
|---|---|
| 対象者 | 判定期間中に各通貨を保有している者 |
| 判定期間 | 毎月1日~当月最終日 |
| 報酬額 | 変動制 |
| 報酬受取日 | 翌月15日までの付与(通常7営業日以内に付与) |
| 手数料 | 配分ステーキング報酬の25% |
SBI VCトレードは、SBIグループが運営する国内の大手仮想通貨取引所です。
ビットコインをはじめとする主要な通貨の他、国内では珍しいマイナー通貨も取り扱っています。
13種類の通貨で提供されるステーキングサービスは、高い報酬率が魅力で、長期保有するユーザーにとって効率的な取引が可能です。ビットコイン取引など豊富なサービスを提供しており、詳細はSBI VCトレードの公式サイトで確認できます。
BITPOINT

| ステーキングの対象通貨 | ETH、SOL、AVAX、ADA、DOT、ATOM、TRX、IOST |
|---|---|
| ステーキング手数料 | ステーキング手数料無料 |
| 提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
| 取り扱う仮想通貨 | 28種類 |
| 仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
| その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス)ステーキング |
BITPOINTは、東証プライムに上場しているSBIホールディングスの傘下にある仮想通貨取引所です。新しい仮想通貨の取り扱いに積極的で、PEPEを国内で初めて取り扱ったのもBITPOINTです。
トロン(TRX)、エイダコイン(ADA)、ジャスミーコイン(JMY)など、多くの通貨がここから市場に導入されました。
ユーザー間取引と直接取引の両方が可能で、ステーキングの年率も高いことが特徴です。また、最低500円から仮想通貨の購入が可能で、初心者にもおすすめです。
GMOコイン

| ステーキングの対象通貨 | テゾス(XTZ)シンボル(XYM)カルダノ(ADA)コスモス(ATOM)ポルカドット(DOT)クアンタム(QTUM)アスター(ASTR)ソラナ(SOL) |
|---|---|
| 対象者 | 判定期間中に各通貨を保有している者 |
| 判定期間 | テゾス:ステーキングのデリゲートサイクルによるシンボル:Symbolネットワークにより、当月末に最終付与された営業日までカルダノ:ステーキングのデリゲートサイクルによる |
| 報酬額 | 変動制 |
| 報酬受取日 | 毎月10日(土日祝の場合は翌平日)※最短翌々月から配分される |
| 手数料 | GMOコインに配分されたステーキング報酬の28%分 |
GMOコインは、東証プライム上場のGMOインターネットグループが運営する、信頼性の高い仮想通貨取引所です。2年連続でオリコン顧客満足度ランキング第1位を獲得しています。
ステーキングサービスも提供しており、テゾス(XTZ)、シンボル(XYM)、カルダノ(ADA)などの通貨を保有するだけで報酬を得ることが可能です。
特に、ロックが不要でいつでも売却や出金ができるのが大きな利点です。報酬のシミュレーションもサイトで行えるため、興味のある方はチェックしてみると良いでしょう。
ステーキングのやり方・始め方
まずは、ステーキングを行う証券会社や仮想通貨取引所で口座を開設しましょう。
口座開設は無料で、インターネット上から手軽に申し込むことができます。
この機会に口座を開設してみてください。
ステーキングに必要な仮想通貨を購入するためには、まず資金として日本円を入金する必要があります。
入金は、金融機関のサイトから行うことができますので、指示に従って進めましょう。
日本円を入金した後、ステーキングに利用する仮想通貨を購入します。
自分の興味やリサーチに基づいて銘柄を選び、購入しましょう。
購入が完了すれば、ステーキングは自動で行われ、報酬が付与されるのを待つだけです。
ステーキング報酬利率(利回り)一覧
参考までにコインチェックにおけるステーキング報酬利率(利回り)をここでは取り上げています。以下は、ステーカーが対象の暗号資産ネットワーク全体に獲得した過去1年間のステーキング報酬の平均値です。(2024年11月5日時点)
データ出典:stakingrewards.com
- イーサリアム(ETH):3.18%
- ソラナ(SOL):6.48%
- ビルドアンドビルド(BNB):2.69%
- スイ(SUI):2.80%
- アプトス(APT):7.00%
- カルダノ(ADA):2.77%
- トロン(TRX):4.45%
- アバランチ(AVAX):7.84%
- ポルカドット(DOT):11.58%
- トンコイン(TON):4.45%
- ニアー(NEAR):9.17%
- テゾス(XTZ):9.37%
- ファイルコイン(FIL):15.56%
- コスモス(ATOM):19.95%
まとめ
今回の記事では、暗号資産を保有しておくだけで、コツコツ稼ぐことができるステーキングについて、その仕組みからやり方までを簡単に解説してきました。
取引所によっては、自分がステーキングしたい銘柄がない場合もあるため、予め調査した上で、取引所での口座開設をしてみるといいと思います。
また、デメリットでもお伝えしていますが、必ずしも投資する際の利率のままとは限らないことは、理解しておく必要があります。
ぜひ、今回の記事を参考に簡単に仮想通貨を稼ぎましょう。
なお、ステーキング銘柄を探すのに役立つ記事を投稿していますので、こちらもご参照ください。


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